‘触媒’ カテゴリーのアーカイブ

三菱化学(4188)などが太陽電池と光触媒で水素を生産する技術を開発と報道

2009 年 4 月 8 日 水曜日

三菱化学(4188)などが太陽電池と光触媒で水素を生産する技術を開発と報道
4月7日15時22分配信 サーチナ

 三菱ケミカルホールディングス <4188> 傘下の三菱化学、東京大学、北海道大学などのチームは太陽光を無駄なく利用し、燃料電池の燃料などになる水素を作る技術を開発した、と報じられた。光触媒と太陽電池を組み合わせ、水を効率よく電気分解する。自動車や家庭向けに普及が見込まれる燃料電池では天然ガスなどから水素を作っているが、新技術は脱化石燃料に向けた有望な技術になるという。

 三菱ケミカルHDの株価は14時30分現在372円(▼3円)。(情報提供:ストックステーション)

日清紡、プラチナを使用しない燃料電池用触媒を開発

2009 年 4 月 8 日 水曜日

日清紡、プラチナを使用しない燃料電池用触媒を開発
3月31日19時11分配信 レスポンス

日清紡は31日、燃料電池に使用されている白金に代わる触媒として開発中だった「カーボンアロイ触媒」の世界最高レベルの発電性能を確認することができたと発表した。

カーボンアロイ触媒の発電性能は開放電圧が0.98V、1平方cmあたり0.2A時の電圧が0.67V、出力密度が1平方cmあたり525mW。
 
燃料電池は、環境性能の高さから自動車や家庭用向けに需要拡大が見込まれているが、本格的な普及には、高価で有限な資源である白金に代わる触媒の開発が不可欠だ。今回、開発したカーボンアロイ触媒は、希少資源を一切使用せず、工業的生産が可能なカーボンを主原料にしているため、安定した供給体制で燃料電池のコストを大幅に抑え、燃料電池の本格的な普及を加速するもとしている。
 
また、白金は発電中に溶解し、燃料電池の部材を腐食させることが課題だが、カーボンアロイ触媒ではこの問題は発生せず、白金に比べ電池寿命を長くできる。
 
同社では引続きカーボンアロイ触媒の発電性能を高めて実用化を目指す。

ベンチャー10社が成果報告

2009 年 4 月 8 日 水曜日

ベンチャー10社が成果報告
3月14日7時56分配信 産経新聞

 県が大学発・企業発ベンチャーの創出促進のため、今年度にプロジェクトに対して資金的な支援を行ったベンチャー企業10社の事業成果報告会が25日、川崎市高津区のかながわサイエンスパークで開催される。

 当日は地元の職人などによるベンチャー「小田原箱根ブランド創造機構」の「伝統的木工芸技術に光触媒技術を融合した住宅装飾部品・建材の開発事業」や、東京工芸大学によるベンチャー「ナノデックス」の「副作用がなく患者に優しいがん治療法を目指すがんターゲティングDDS(ドラッグ・デリバリー・システム)キャリヤの開発」など、プロジェクト10件の成果報告などが行われる。

 参加料無料。定員60人で事前申し込みが必要。問い合わせは県産業活性課(電)045・210・5564。

わらから安価にバイオ燃料原料 米沢出身大学生が製造法開発

2009 年 2 月 23 日 月曜日

わらから安価にバイオ燃料原料 米沢出身大学生が製造法開発
2月21日11時20分配信 河北新報

 山形県米沢市出身の大学生が同市のNPO法人の協力で、稲わらなどのセルロースから、石油代替燃料として期待されるバイオエタノールの原料となる単糖類を安価に製造する方法を開発し、特許を取得した。従来の製造法より、装置も製造コストも大幅に安くできるのが特徴。大学生は「ローテクのため農村や発展途上国でも普及しやすく、社会貢献できる」と話す。

 開発したのは、新潟県の長岡技術科学大3年で生物機能工学を学ぶ川崎隆さん(23)。ものづくり支援のNPO法人夢創工房(米沢市)の理事を務める父の裕さん(55)の指導の下、同工房の研究室を使って開発した。

 新製造法はリン酸の脱水反応と、酸化チタンなどを触媒にした紫外線による光触媒反応を利用。劇物を使わないため環境にも優しい。

 具体的には、ミキサーで稲わらを粉砕し、酸化チタンが入ったリン酸水溶液に投入。通常の大気圧で溶液の温度を60度に保ち、ステンレスの羽根でかき混ぜながら紫外線を3時間当てると、ほぼすべてが溶解した。この後はアルコール発酵酵素を使う通常の方法で容易にエタノール化するという。

 分析では、この製造法で原料の18.2%が単糖類に変化した。稲わらの中にあるセルロース分に対する単糖類の生成率(糖化率)にして4、5割になるという。

 従来の製造法では糖化率は8割と高いものの劇物の希硫酸を使ったり、200度以上の温度で高圧にしたりするためコスト高になる欠点があった。

 川崎さんらは今後、ローテクでローコストという製造法の特徴を生かしながら、糖化率の向上や反応時間の短縮に取り組む考え。

 裕さんは「新製造法は、別の研究を手伝っていた息子が誤ってペーパータオルをリン酸水溶液に落としたことから生まれた偶然の産物。共同開発に応じるメーカーや商社、研究機関を探したい」と実用化に意欲を見せている。

高濃度バイオディーゼル燃料使用のガイドライン制定…国交省

2009 年 2 月 23 日 月曜日

高濃度バイオディーゼル燃料使用のガイドライン制定…国交省
2月10日18時3分配信 レスポンス

国土交通省は10日、廃食用油や菜種油などを原料として生成される高濃度バイオディーゼル燃料等の使用により、車両の不具合や排出ガス性能の悪化などを引き起こすおそれがあるため、これら不具合等を防止するためのガイドラインを制定した。

混合率が5%以下の軽油混合燃料は、混合前のバイオディーゼル燃料が一定の規格に適合していることを前提に、通常の自動車燃料として使用することが可能だが、バイオディーゼル燃料をそのまま使う場合や軽油との混合率が5%を超える場合には、燃料品質の確保に加え、適切な方法による車両改造、点検整備を行う必要があると注意を促している。
 
同省が2006年度に実施した、バイオディーゼル利用者に対するアンケート調査結果によると、127件中45%に当たる57件が不具合があったと回答している。
 
燃料供給系の不具合では、燃料フィルタの目詰まりが最も多く、エンジン本体ではエンジンの始動性低下や回転数不安定などが報告されている。
 
また、DPF自動再生装置やNOx吸蔵還元触媒、SCRシステムの機能不全なども想定されるとしている。

蛍光灯で「殺菌力10倍」光触媒 昭和電工が量産化

2009 年 2 月 23 日 月曜日

蛍光灯で「殺菌力10倍」光触媒 昭和電工が量産化
1月29日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

 昭和電工の子会社で、酸化チタン製品の開発を行う昭和タイタニウム(富山市)は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が新たに開発した光触媒を、量産すると発表した。目で見える光(可視光)を当てた場合、殺菌や抗ウイルス、汚れ防止などの性能が従来に比べ10倍以上高いのが特徴。NEDOの光触媒プロジェクトに参加する日本板硝子などの7社に向け、性能評価用に出荷する予定だ。

 酸化タングステンの微粒子の表面に銅イオンを加えたもので、蛍光灯で十分な性能を発揮する。インフルエンザウイルスを分解消滅させるマスクなどへの実用化が見込める。

 酸化チタンを使う従来の可視光型光触媒よりも高価だが、需要拡大に伴う生産コストの低減などを通じ、将来は同程度まで価格を下げる方針だ。また、洗剤などアルカリ性物質への耐久性が酸化チタンに劣るため、性質の改善を図っていく。

 光触媒は、光に反応することで、汚れ防止や抗ウイルス性などの効果を発揮する材料。すでに住宅の外壁材などで活用されている。ただ、現在の主流は紫外線に反応するタイプ。紫外線量の少ない屋内での効果が弱く、用途を拡大する上で難点があった。

 NEDOの光触媒プロジェクトでリーダーを務める東京大学の橋本和仁教授は、「可視光型の光触媒は市場拡大のために不可欠。抗菌機能の床材など、生活に密着した用途で広く使える」としている。

 現在の光触媒関連の国内市場は700億円前後。環境関連や室内用途での需要拡大によって、2030年には約2兆8000億円まで成長するとみられている。

マツダのPM燃焼触媒技術が化学技術賞を受賞

2009 年 2 月 23 日 月曜日

マツダのPM燃焼触媒技術が化学技術賞を受賞
1月23日18時7分配信 レスポンス

マツダは、日本における化学工業の技術に関して特に顕著な業績のあった研究者に対して贈られる、日本化学会の「化学技術賞」を受賞したと発表した。

受賞したのは「高酸素イオン伝導性材料を用いた高性能パティキュレート燃焼触媒の開発と実用化」で、受賞者はマツダの技術研究所に所属する原田浩一郎氏、山田啓司氏、藤田弘輝氏、對尾良則氏、高見明秀氏の5人。

同社は、ディーゼルエンジンから排出されるスス(PM)の燃焼除去メカニズムについて研究を進め、世界初の触媒活性メカニズムを持つPM燃焼触媒を独自開発した。

ディーゼルエンジンでは、排出ガス中に存在するススを触媒によって燃焼処理する必要があるが、排出ガス温度を上昇させるために余分に燃料を使用する必要があり、燃費を悪化させる一因となっていた。

今回の受賞した技術を活用したPM燃焼触媒は、内部の酸素が移動しやすく、より多くの酸素を活用できるようにすることでススの燃焼処理速度を大幅に高めることに成功した。これによりススの燃焼処理に必要な燃料を節約でき、低燃費化によるCO2の削減と排出ガスのクリーン化を実現することができた。

この新触媒を用いた高耐熱性のDPFを2009年1月から欧州で本格的に販売を開始した新型『Mazda6』(日本名=『アテンザ』)のMZR-CD2.2リットルターボディーゼルモデルへ搭載しており、さらに今後導入される新型クリーンディーゼルエンジン車にも採用する。

受賞式は3月28日、日本大学で受賞講演と併せて行われる予定。

マツダの新型触媒、貴金属を約70%削減…アクセラ

2009 年 1 月 10 日 土曜日

マツダの新型触媒、貴金属を約70%削減…アクセラ
1月8日15時9分配信 レスポンス

マツダは、自動車の触媒に使用する貴金属を大幅に削減しながら排ガスの浄化性能と高い耐久性を同時に実現する「シングルナノ触媒」を世界で初めて実用化すると発表。2009年から市場投入を予定している新型『アクセラ』(海外名=『Mazda3』)に採用する。

新型触媒では、触媒(床下触媒)の貴金属使用量を0.55g - 0.15g/リットルと従来に比べ約70%削減しながらも、国内モデルでは2005年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)が達成可能。

自動車の触媒は、貴金属の表面で排出ガスの浄化反応を促進するという役割を果たしている。従来の触媒は、ベースとなる触媒材料上に貴金属を付着させる構造だったが、排出ガスによる熱で貴金属が移動・凝集して、大きな粒子になり、貴金属の表面積が減り、触媒性能が低下する。このため、あらかじめ多くの貴金属を使用する必要があった。

1月8日15時9分配信 レスポンス

マツダが開発したシングルナノ触媒は、貴金属の表面積を増やすために5nm(ナノメーター)以下というより小さいサイズの貴金属の粒子を開発するとともに、触媒材料構造を独自開発することで貴金属を触媒材料に埋め込み、シングルナノサイズのまま固定する世界初の触媒構造を実現した。この結果、貴金属の凝集を防ぎ、希少金属の使用量を大幅に削減しながら高い浄化性能を持ち、同時に過酷な使用条件でも浄化性能がほとんど劣化しない構造と、している。

マツダは今後、このシングルナノ触媒を全ての市場を対象に順次採用を拡大し、希少金属の使用低減とともに排出ガスのクリーン化を図っていく。

プラチナ大暴落 ジュエリーの換金売り減少

2008 年 12 月 29 日 月曜日

プラチナ大暴落 ジュエリーの換金売り減少
12月25日19時55分配信 J-CASTニュース

 プラチナ価格が大暴落している。2008年6月の平均価格7079円から急降下、11月は2729円で、半分以下になった。貴金属販売の田中貴金属工業は「秋以降、地金の販売は好調ですがジュエリーの持ち込みは減りました」(貴金属部)という。町の貴金属店や質屋も減った持ち込み客を呼び込もうと、大々的なPR作戦に転じている。

■プラチナ販売 10月に過去最高を記録

 田中貴金属によると、2008年12月24日のプラチナ1グラムあたりの小売価格は22日と比べて1円高い2718円、買取価格は2530円だった。11月上旬以降、2000円台半ば~後半で推移している。

 プラチナ価格が上昇していた原因は、金や原油価格の高騰や自動車の触媒需要の増加、プラチナの生産国である南アフリカに供給懸念があったことだ。そのため、3月には1976年以来の最高値1グラム7589円を付けた。

 ところが、世界的な金融危機がプラチナにも直撃。景気の不透明感や、自動車触媒の需要が激減したことから価格が大暴落。ピークの半分以下まで落ち込んだ。

 最近の地金の販売状況について、同社貴金属部は「6000~7000円台のときは売買も活発だった。そのときと比べると現在の販売量は2割程度少なくなった」と話す。

 しかし、平均価格が3000円台で推移していた10月には投資用プラチナ地金の需要が盛り上がり、1か月の販売量が昨年1年間における合計販売量の1.3倍に達した。1~10月の販売量指数(2001年=100)はすでに280で過去最高を記録した。

 ニューヨーク市場では12月17日に金の価格がプラチナを上回る逆転現象が12年ぶりに起こった。日本は逆転現象にはなっていないが、金価格は12月24日現在で小売価格が1グラム2613円。プラチナとの差は105円しかない。

■「ガンガン高値で買い取ります」と大PR

 町の貴金属店や質屋などにプラチナ・ジュエリーを持ち込んでくる人も減っている。直営店でジュエリーの売買も手がけている田中貴金属は「(高値だった)この夏に比べると、ジュエリー類の持ち込みは少なくなりました」と話す。

 「ブランド質屋」の看板を掲げる「ル・デポ」は「安いのでダメですね」と、ため息をつく。それもあってか、最近はなんとかお客を呼び込もうと、町の貴金属店などのチラシが舞い込むようになった。そこには「ガンガン高値で買い取ります」「その場ですぐに現金をお渡しいたします」「使わない宝石・貴金属を売って!」の文字が躍っている。

 しかし、安値にもかかわらず、このところ「お客が増える兆しがある」と話す貴金属店もある。東京都内の、ある貴金属買取専門店には、使わなくなったジュエリー類をまとめて持ち込む人がいる。生活費の一部に充てているようで、世界的な景気の悪化で手元に現金が必要な人もまた増えているというわけだ。

 前出の貴金属店主は、「プラチナだけでなく、金もシルバー混ぜて、なかには片方だけのピアスや千切れたネックレス、サイズの合わなくなった指輪などを持ち込んでくる人もいます」といい、不景気の影響を指摘する。

鹿島、竹中工務店 設備受注へバイオマス研究

2008 年 12 月 29 日 月曜日

鹿島、竹中工務店 設備受注へバイオマス研究
12月17日8時32分配信 フジサンケイ ビジネスアイ

鹿島が建設したバイオディーゼル燃料製造プラント=千葉市花見川区の鹿島技術研究所検見川緑化実験場(写真:フジサンケイビジネスアイ)

 建設大手各社が研究機関などと連携し、環境に優しいバイオマス関連技術の研究開発に取り組んでいる。バイオマス由来燃料の量産に不可欠な製造プラントの建設で技術力を生かすためだ。鹿島は、農業・食品産業技術総合研究機構などと共同で、廃水をほとんど出さずにバイオディーゼル燃料を製造できるプラントを建設した。今後、エネルギー収支などのデータを収集し、実用化につなげる考えだ。

 今回のプラントは、高温で蒸気となったメタノールと油を反応させて燃料をつくる方式を採用。1日500リットルの原料油から400リットル以上の製造が可能だ。

 現在の製造法は油とメタノールを反応させる触媒の洗浄処理が必要だったが、鹿島のプラントは高温処理を採用したため触媒が不要になった。洗浄処理が不要で廃水がでない上、設備の簡素化によりコスト低減も見込めるという。鹿島はこれまで焼酎製造過程で発生する焼酎粕や芋くずからバイオガスを回収するプラントを手掛けてきた。同機構は「バイオマス関連プラントを造ってきた実績がある」と鹿島の技術力を評価する。

 建設大手ではほかに、竹中工務店が北海道馬鈴しょ生産安定基金協会などと共同で、ジャガイモのデンプン工場からでる廃液を活用したバイオエタノールの製造技術の開発に着手。2010年の実用化を目指している。

                   ◇

【予報図】

 ■市場拡大見据えた参画加速

 建設大手各社はバイオマス関連技術の開発参画により、増加が見込まれるバイオマス関連プラントの受注獲得につなげたい考えだ。これまでの鹿島の焼酎粕利用のバイオガス事業などは、工場建設などの付加価値技術として提案されてきた。しかし、今回のバイオディーゼル製造プラントや竹中工務店のバイオエタノール技術は、実証実験段階から参画している。竹中工務店は「将来的なバイオマス関連プラントの受注活動の一環」と位置付ける。

 政府は京都議定書の目標達成のため、2010年に新エネルギー全体で1910万キロリットル(原油換算)の導入を目指している。このうち50万キロリットルをバイオマス由来の燃料でまかなう予定だ。これを受け「設備受注の増加は確実」(業界関係者)とみられることから、建設業者のバイオマス技術研究への参画はさらに加速する見通しだ。